2009年6月2日火曜日

MPs' expenses


サンタのチョコ。 これも経費。 (Daily Telegraph)
古今東西、こういう問題はいつでもどこでも同じなんですな。

下院の議員が、こぞって私的な支出を経費として請求していた問題。 日本でもちょこっと報道されてるかも知れません。
先月だったか、テレグラフ紙のスクープで始まり、連日政治とカネの問題の報道合戦です。
毎日のように新聞、テレビのトップニュースで「新たな経費発覚」、「○○議員辞職」の報道を見るのは、少々うんざり。

しかしやはりテレグラフ紙が一歩リードをキープしているようで、他のメディアは 「テレグラフ紙によると」 なんて、もう少しプライド持てよ、的報道が目立ちます。 テレグラフは売上も伸びたようで、編集長の高笑いが聞こえてきそうです。
けど、カネを払ってある筋から情報を仕入れている、という噂もあって、それはそれで問題です。

で、議員“経費”ですが。
別宅のローンの支払いから始まって、妻の買い物のタクシー代、飼い犬のドッグフード、便座カバー、冷蔵庫の氷ケース、ガーデニングの芝刈り機、遠くの大学に通う息子を専属のコンサルタントとして指名し、報酬を払っていたり、と。

なんと言いますか。。 あんたら、せこーっ、ちっちゃー て言いたくなります。

一方で、カネに潔い議員も大きく取り上げられていて、国会の期間中はスーパーで買ったテントで近くの公園に野宿している、という議員が紹介されてます。 ちょっと極端ですね。


面白いのはこの加熱ぶりを伝える各国の報道。 概して言うとアメリカやドイツのアングロサクソン、ゲルマンはこの問題に厳しめ、フランスやイタリアなどラテンは 「別にいいんとちがいますか」 という感じで甘め、の見方をしているようです。
さらに大ざっぱな言い方をすれば、食べ物がウマい国は金に甘いけど、マズい国は厳しい。

・・なんとなく相関関係があるような、ないような。


  

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