2010年7月23日金曜日

偶然

ウェールズの山岳地帯で迎えた早朝。

空気が澄み、空が澄み、水が澄み、風が止んで

そしてたまたま、この時間に、この場所に居合わせた。

幾つか重なった偶然に、感謝。





 

   


  

ARAF !!


"SLOW" の先に書かれた "ARAF" の文字。
ロンドンから高速を乗り継いで、途中パスポートコントロールを通った訳でもないのに、いつの間にか言葉が変わり、眺めが変わり、なんとなく空気も異なる。

ここは英国の中の異国、Wales。

「ウェールズの山」という映画がありましたが、イングランドに対する自我の意識は今でも相当に根強いらしい。
イングランドに形の上では征服されたけれども、それは 「征服させる」 ことによって逆に自分たちのアイデンティティーを守り抜いたという、なかなか巧みな民族存続の技術を身に付けた人たちなのです。


・・でもFish & Chips の店はここかしこにありました。
イングランドへの対抗心、食文化でも発揮してほしかった。



バーミンガムを過ぎて、高速M6号線から西へ向かってM54号線に入る。
ここからいよいよWales。







   

2010年7月20日火曜日

ランタン

修理に出したランタンは、結局コールマンもお手上げだった。
新しく購入しようと店を廻って気付いたが、最近は電気のランタンが多い。

でもやはりカートリッジ式がいい。

ボーッと静かに低く響く炎の音。
温かみのある色。
キャンプに来ていることを実感できるから。










  

2010年7月19日月曜日

梅雨明け、35度



来たっ、ていう節目を実感できますね、日本の夏って。



  
 

2010年7月18日日曜日

Royal Festival Hall




クラシックを中心にコンサートが行われるRoyal Festival Hallも、そのSouth Bank沿いにある。

この間、ホールの前を翼竜が飛んでました。 もういないと思いますが。

このRoyal Festival Hallの前はなかなか面白い。
奇妙な音楽に合わせて踊る実物大のタクシーとか、
アフリカの奥地の巨大アリの巣の復元模型とか、
よくヘンテコな前衛芸術?が展示されてます。
珍妙だけどよく見るとなかなか味わい深い、そんな展示が多い。



哀れ、翼竜の餌食に・・
こういう感性は大変英国人好みで、これはこれで結構だと思う。





 

Shard London Bridge


真ん中の細い建物に注目。
スカイツリーに負けちゃいない。

・・いや負けてるか。

ロンドンでも、久々の超高層建築プロジェクトが密かに進行中です。

本当に"密かに"で、殆ど注目されていないような気がする。
スカイツリーのように日々伸びていく様子が応援されているのとはエライ違い。
写真撮ってる人なんて皆無でした。

310m、完成するとロンドン一どころか、欧州で最高層の建築物になるらしい。
とは言ってもスカイツリーの約半分の高さですが。
高層階はシャングリラ・ホテルとマンションになるそうです。

でも完成すると確実にロンドンのランドマークになると思う。
South Bankという市内中心部のテムズ川の南側で、
観光開発としては非常に成功している地域。
市庁舎、シェイクスピア劇場、TATE Modern、London Eye・・とロンドン観光の目玉が並んでます。
川沿いの遊歩道が整備されているので、いつ行っても観光客がそぞろ歩きをしている。
決して数は多くないけれど、ロンドンはランドマークの活かし方が実に巧いと思う。







    

 

10,000マイル



毎日やたらと帰りが遅いし、
写真が増えてきて容量を食ってるせいか、PCの動きが鈍い。 固まることもしばしば・・
光回線なんて来てないので、ネット接続に非常な忍耐を要する。
猛暑が過ぎて気温が下がってきたとたんに、家のボイラーが壊れて、また水シャワーの洗礼を浴びる日々になった (これは関係ないか)

。。ということで自分のブログに来ることさえ億劫なこの頃。

こちらはうちの車で、走行距離10,000マイルを超えた瞬間。

約16,000キロ。

あんまり走ってる方ではないかな。

PCはそろそろ寿命かと思い始めてるところだけど、
車にはまだまだ頑張ってもらうのだ。



  

2010年7月3日土曜日

I was there !!

いたのよわたし、ここに!! という言い方。

会場の中央にあるでかいスクリーンの、そのまたずっと後ろの方だったけど。


すぐ前に中学生くらいの息子さんを連れたお母さんがいた。
恐らく音楽好きのお母さんが、嫌がる?息子さんを連れて来た様子。

昼過ぎに始まったライブの最初の方から、お母さんはしきりに息子に話しかけていて、
「コステロ、どう?」とか「CSNっていいでしょ?」と多分そんな風に息子の気を引こうとしていたんだと思う。
でも反抗期っぽい息子は、残念ながらアリソンとかOur Houseみたいなメジャーな曲にもほとんど反応せず、芝生に座りこんで携帯ゲームを始める始末でした。

そしてポールのライブが始まった。
お母さんはポールの大ファンらしく、もう息子に話しかけるのなんかどうでもよくなって、
オブラディオブラダ、Paperback Writer、Day Tripper・・
歌うし踊るし、楽しくて仕方がない。

いつの間にか息子さんも立ち上がって、曲に合わせて体を揺らして、
楽しそうなお母さんの様子を、とても嬉しそうにカメラに収めて。

・・なんと幸せそうな母と子。

音楽の力はすごい。
そして、ポールはやっぱり、すごい。


後半には日が暮れて、花火が鮮やかでした。







 

2010年7月1日木曜日

To the Sea


また同じような話ですが。

昨日、Jack Johnsonに行った。

webでチケットを申し込んだのが2月。
それから約5ヶ月、いつまでたってもチケットが届かず。
いよいよ2日前になってさすがにヤバいと思い、カスタマーセンターに電話しました。

珍しく大変丁寧な応対で、「仰る通りあなたのチケットはまだ発送していません。でも会場に用意していますので、当日窓口で受け取ってください」と。

半信半疑ながらひとまず安心した訳ですが、コンサートの前日、家に帰ったらなんと届いていた。。。

5ヶ月ほったらかしにしておいて、ちょうど前日に到着するように送るなんて、こちらの郵便事情を考えると神ワザに近い。
(そんなところでワザを見せる必要は全くないのですが・・)

で肝心のコンサート、よかったです。

ジャック・ジョンソンはとてもユルい。
ヨレヨレTシャツにペタペタのビーサン。
観客もユルくて、始まるまでアリーナの床にベターと座ってダラダラ過ごしてました。

でも演奏は素晴らしい。
Cole Clark がいい音でした。