2009年12月28日月曜日

Cliveden


断続的に雪が降ってます。
市内はそれ程でもないですが、少し郊外になると結構積もっているらしい。

雪のClivedenはきっと綺麗に違いない、と思って行ってきました。

Clivedenは1600年代に建てられた王侯貴族の館です。 ロンドンから1時間くらい。
とにかく、敷地が広い。150 万平方メートルあります。ピンときませんが。

ここもナショナル・トラストです。
緩やかに流れるテムズ川を見下ろし、バークシャーの田園地帯を遠くに望むという、贅沢な高台にあります。
均整のとれた庭園がとても美しい。
5つ星ホテルにミシュランシェフのいるレストランもあります。

雪のCliveden、めったに見られるもんじゃない。
でもそんなこと考えてわざわざ来る人って、あんまりいないんだろうか。
ガッラガラでした。






  


  
 

2009年12月24日木曜日

クリスマス・プディングの失敗



皿の上にべちゃっと載せただけじゃ、全然美味しそうじゃないですねぇ。
せめてヒイラギの葉でも添えるんだった。

イングランドの伝統的クリスマスケーキです。
中にラム酒などに浸したクルミやドライフルーツが入ってます。
奮発してDUCHY ORIGINALS(チャールズ皇太子のブランド)を買ってきた。

ブランデーをかけて火をつけるのが正しい食べ方ですが、
生憎、家にブランデーがない。
ウィスキーでも大丈夫じゃないか、と上からスコッチをびちゃびちゃ垂らして、
いざ火をつけると、、弱々しい青い炎が数秒。
・・企画倒れでした。




   

Good Evening London



ロンドン公演が欧州ツアーの最終日。

アンコールで 「今日だけ特別にね」 といってD28を取り出し、
Mull of Kintyreをやってくれました。

曲の途中でスコットランドの民族衣装に身を包んだ20人編成のバグパイプ隊が登場して、
オリジナルそのままの音を聴かせてくれました。

VIPチケットを買って開演前のサウンドチェックまで見た友人によると、
ポールはリハが終わった後、バグパイプ隊の一人一人に
「今日はよろしく」 と言って自ら握手してまわってたそうです。



 

  

折り返し



一年で最も暗いこの季節にクリスマスを持ってきたのは、
少しでも明るく過ごしたいという人々の知恵か、
宗教上の狙いなのか。

日の出、午前8時過ぎ
日没、午後4時前

これで折り返しです。
あとは少しずつ、長くなっていきます。







  

2009年12月23日水曜日

Leicester Square



なぜこのスペルで「レスター」スクエアと読めるんだろう、といつも思う。

それはいいとして、年末恒例の遊園地が来てます。
ロンドンのど真ん中ですから、大変なにぎわい。

何か乗ろうかと思ったけれど、寒空の中、数十メートルの高さで逆さ吊りにされたり、
異常な速さで回転したり、どれも激しそうなのでやめた。
じゃ映画を、とAvatarに行ったら、時間が合わず断念。

とにかく寒いので家に帰ろう。


   

2009年12月21日月曜日

Greyhound


Greyhound がアメリカからやって来て、運行を始めるらしい。


感慨深い、です。

青春と言っては照れ臭いですが、どっぷりグレイハウンドと過ごした時期がありました。

2週間とか3週間の乗り放題パスを買って
アメリカ大陸横断だ、縦断だ、と何回乗ったか覚えてないくらい。
ロサンゼルスのターミナルで、誇らしげに行き先を "NEW YORK CITY" と表示したバスを見ると、なんだか武者震いしたものです。
こいつは、これから数千kmを走るのかぁ、と。

とは言っても、決して快適ではなかった。
明けても暮れても、ひたすら地平線が見えるだけ。
来る日も来る日も、バーガー・キングのハンバーガーだし、
リクライニングも無いような狭い席で、とにかく腰が痛い。

新天地を求めて来たのか、メキシコからの移民の親子がいたり。
飛行機に乗るお金がないからと、何日もかけて東海岸の息子に会いに行くおばあちゃん。
皆が寝静まった頃、後ろの席からひそかに聞こえる同性愛者同士の囁き・・

アメリカの縮図のような世界を乗せて、昼も夜も、グレイハウンドはアメリカ中を走ってました(多分、今も)。

当時、わたしのバス旅の友は、ソニーのラジカセとニコンFE2。

彼方の地平線に高層ビルが見えて 町が近付いてくると、
だんだんFMの電波が入るようになります。
Atlantic Starr の Secret Lovers
Heart の These Dreams
Peter Gabriel の Sledgehammer
Bangles の Manic Monday
Elton John の Nikita ・・・
FMが受信できるのは町が近い間だけ。一曲も逃すまい、とラジカセにかじりついてました。

フリー・ウェイが片側2車線から4車線、5車線に増え、
間近に迫ってきた高層ビルを巻き込むように大きく蛇行して、
ちょうどDire Straits の Walk of Life のキーボードが聞こえてきた時、若き日のわたしは思いました。
わぁ、アメリカだー、と。



昔読んだ「深夜特急」を、久しぶりにパラパラと読み返す。
確かに面白いけど、今はこんな旅、出来ないなぁ
歳を重ねて、何かと楽な方に流されてしまうからか、
ストイックに旅を求める気持ちが擦り切れてしまったか。

イギリスに来るグレイハウンド。
20代に戻って、乗ってみようか・・なんて考えてます。


"Kathy," I said as we boarded a Greyhound in Pittsburgh
"Michigan seems like a dream to me now"…
(Simon & Garfunkel – America)



  
 




 

2009年12月20日日曜日

Surfin' Dover


今朝、この週末を使ってパリに買い物に行っていたという社員から連絡があって、
「寒さでユーロスターが故障して戻れません。明日会社休みます」と。

そうです。寒いんです。

寒さでユーロスターも凍るドーバー海峡。
一方でこんなことをしてる人もいるんですね。 ヨーロッパは実に多様です。

けどこのサーファーは多分、水が冷たくて指がちぎれそうだとか、風が全身を刺すようだとか、
あんまり感じてないと思います。
好きでやってるから。

ほれ、写真撮ってる時とか、ギター弾いてる時。
時間のこととか、腹減った、寒い、暑い、そういう感覚を忘れてますね。
好きってのは、すごい。

  


   

ツアーガイド


BBC Paris Studio

ポールのコンサートを見るために日本からやって来る知人が 「この際行っておきたいところリスト」を送ってきたので、一部ご紹介します。
はぁ、大変だこりゃ。

リバプールから出てきて、4人が初めて共同生活を始めたアパート
ジェーン・アッシャー(ポールがリンダと結婚する前の婚約者)一家の住まい
BBCパリススタジオ
ジョンとヨーコが初めて出会ったギャラリー
Let It Beの冒頭部分とかの撮影をしたトゥイッケナムのスタジオ
MBE勲章を受ける朝に玄関でポールと一緒に記念撮影をしたリンゴのアパート
Hard Day’s Nightでリンゴが追い出されたパブ
同じくリンゴが寝っ転がったテムズ川の堤防
同じく4人が建物から飛び出して駆け下りた螺旋階段
旧アップルストア
mplの本社
Help!で4人が別々に家に入っていくシーンで使われた通り
同じくトラのシーンのCity Barge Pub
Strawberry Fieldsの撮影に使われた木
Penny Lane(乗馬シーン)の撮影が行われた古い門
ポールの今の家
ジョンがImagineを作ったアスコットの邸宅
青版の内ジャケの撮影に使われた教会の柵
EMIの手すり

・・・・・・

   


   

Irish Cream


アイルランド産のウィスキーにクリームを加えたもの。

日頃、食事の後にコーヒーに入れたりして飲んでますが、
クリスマスを迎えるこの時期には欠かせない、という人が多いらしい。

一番ポピュラーなのはこのBaileysで、先月あたりからスーパーの店頭に山積みにされてます。 カルアにミルクが入った感じ。

大人のコーヒー牛乳です。 うまい。



 

   

2009年12月19日土曜日

St Ethelburga’s


もちろん、チェロを弾いているのは私ではない。

シティにある教会を会場にしたコンサート。

弾いてみませんか、と言う甘い言葉に調子よく乗ってしまいまして。
ピアノ、チェロ、ビオラ、ヴァイオリンとの合奏、、、緊張しました。

弦楽器と合わせたのは初めてですが、音の大きさに驚いた。
生でやるとアコギの音は完全に埋もれてしまうんですねぇ。
仕方なしに日本から持ってきた超安物(約一万円)のアンプにつなげて、なんとか音量だけはクリア。
でもやはり値段相当の薄っぺらい音しか出ない(悲)

一緒に弾いていただいたセミプロの方のチェロがン百万円、と後から聞いて、
恥ずかしいやら、申し訳ないやら・・

   



  

2009年12月16日水曜日

家が一番


TFL(ロンドン市交通局)がトナカイさんのへたうまキャラを使ってお知らせしている、クリスマスの運行予定。(まばたきもするのでご注目)

その内容と言えばとってもシンプルで、一言、全面運休。
クリスマス当日の25日は、バスも、地下鉄も、Over Groundも、Tram Linkも、何もかもまとめて、一切、全く動かない。
交通機関の機能が停止して、この日、ロンドン市内はゴースト・タウンになります。

24日まではショッピングだ、クリスマス・キャロルだ、パーティーだ、ミュージカルだ、と大いに盛り上がるのに、25日にはあらゆる活動がピタリと止まってしまうのが面白い。

以前大陸にいた時も思いましたが、クリスマスをわが家で静かに過ごすことへのこだわりは、日本人にはなかなか想像できないほど強いものがあるようです。

British Airwaysが来週から大規模なストを予定してますが、要は従業員がクリスマスを家で迎えたい、という気持ちもあるからでは、と勘繰りたくもなる。
実は25日にヒースローに行くことになっていて、どうやって辿り着こうかと悩んでいるところ。


好きなクリスマスソングを一曲。
家族の顔を思い浮かべながら家路を急ぐ、そんな期待感がよく出ています。
クリス・レア Driving home for christmas








   

2009年12月14日月曜日

おばばレース


この時期、とにかく世の中はクリスマス一色ですが、
あんまり物欲がないので、デパートに出かけてもいまいち気合いが入らない。

買い物客でごった返すオックスフォードサーカスに出かけまして、
収穫といえば渋谷の技術?を導入したというスクランブル交差点を初体験したこと、
そしておばばレース。

お年寄りをこんな風に茶化していいんだろうかと思いつつ、
でもグラサンかけて毛布を膝に置いて、かわいいじゃないですか。
イギリス人、このキャラが大好きみたい。

実際に走らせてみると、

おばば、早っ!!

と思わず叫びました。
すごいパワー。まぁご覧ください。
    






 

2009年12月12日土曜日

Misty


天気予報では"misty and foggy"という言い方をしてました。

ロンドンは霧の都という印象があるけれど、実はそんなに霧は出ない。
"霧"と言われてるのは実はスモッグのことで、
イギリスが産業革命後まだ世界の工場と言われていた頃、特に冬の間は家庭でも暖房用に石炭を燃やしていたので、ばい煙が市内を覆うことが頻繁にあったそうです。

立派な大気汚染ですから、ひどい時にはひと冬で数千人の犠牲者が出たこともあったらしい。
Mistyが流行った頃、ロンドンでは霧が深刻な社会問題になっていたのです。

今では工場もほとんどなくなり、石炭も使われなくなったので、霧=スモッグも少なくなってきたということ。
だからたまに "いかにもロンドン" 的な霧が出ると、写真に撮りたくなるんですな。




  

2009年12月10日木曜日

Simple as that


日本に住んでいた当時はそれ程感じなかったのだけれども、
東京の日々の生活は、とにかく慌ただしく目まぐるしく過ぎ去っていたような気がする。

翻ってこちらの生活。
仕事は多忙とは言っても、食べる、寝る、休みには公園を歩く、市場に出かける、本を読む、近くを走る・・・
生活の構成要素がとてもシンプルで、単純な繰り返し。


なんでこんなことを考えたかと言いますと、
昨日、知人の駐在員家族が石鹸とタオルを持って、わが家を訪ねて来たのです。
「お風呂を貸してほしい」と。
なんでも家のボイラーが壊れたそうで、4日間風呂に入れなかったらしい。

この時期、おそらくイギリス中の何十万という家で申し合わせたようにボイラーが壊れていると思われ、修理のエンジニアのアポを取るのさえ至難の技です(来ても多分直らない)。
うちのボイラーだってまたいつダメになるか分からない。
ここはお互いさま、気持よくうちのお風呂に入ってもらった。

お風呂のお礼に奥さんの手作り料理のおすそ分けをいただく。

日本でもおそらく昭和30年代頃までは当たり前のように展開されていたんでしょう。
生活のすごくベーシックな部分でのお付き合いって。

ある意味とってもプリミティブな日々を送ってるのです。



  

2009年12月7日月曜日

Cafe Rouge

昼を食べに近くのCafe Rougeへ。
わりとあちこちに見かけるチェーンの店です。

イギリス人は何かとフランスに対抗していますが、
でも憧れもあるという複雑な心理のようで。
内装からメニュー、BGMまでパリ以上にパリ。

本当は料理の味を一番マネしてほしいところですが、
そこはもう一歩力及ばず、やはりイギリスなのです。





   

  

2009年12月6日日曜日

Klaatu

Sub Rosa Subwayだって。

Red Rose Speedway・・・??




ナゼか新宿が登場している



  

2009年12月3日木曜日

OXFORD


まい~にち、雨。
58年ぶりに最多降雨量の記録を更新、観測史上最も雨が多かった11月だったらしい。

日本からのお客さんをオックスフォードにご案内。
生憎の天気と渋滞で、着いたらもう薄暗い。

でも雨に煙るアカデミックな街並みは、なかなかの雰囲気。


   

  

2009年12月2日水曜日

This Is It その2


これぞ東京滞在の醍醐味!(ちと大げさですが)
深夜に皆と食べるギドギドのラーメンの罪深き誘惑。

途中で2日後の人間ドックを思い出して、
スープを残してしまったのが心残りですが。