2011年1月15日土曜日
Tunisia Uprising
昨日からのトップニュースは、マグレブの盟主チュニジアの政権崩壊。
23年間続いたベンアリ政権が倒れ、大統領がサウジに亡命した。
日本では、多分、それほど大きな扱いになっていないと思われます。
場所が変わると世界の捉え方も大きく変わる。
こう言う違いは、とても面白い。
以前訪れたチュニジアは、オリーブ畑が続く大地の向こうに砂漠が広がり、
ローマ、カルタゴ時代の遺跡が点在している
アフリカとアラブと地中海が混ざったような、不思議な所でした。
町の食堂に入ったら、壁にベンアリ大統領の写真が架かっていた。
何気なく写真に撮ったら、「畏れ多いものだからダメダメ」 とたしなめられた。
庶民の家に君主の写真が恭しく掲げられているような政権は、早晩崩壊する。
なんとなく歴史が証明しているような気がする。
あの食堂の写真も、もう外されたかも知れないな。
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