2010年12月25日土曜日

Silent Night



先週降った雪はほぼ消えて、
今日はどんよりした曇り空。
White Christmas ならぬ Grey Christmas となりました。

クリスマスは、家族と一緒に家で過ごす。
ロンドン市内はとても静かです。

デパートも小売店もイヴの午後になると早々に店を閉め、
レストランも閉まっているところが多い。
例え営業していても、客はまばら。
地下鉄も間引き運転される。

25日になるとさらに静けさは増して、
どの店も休業、地下鉄・バスも全線・全車がストップして、
市内は完全に動きを止めます。


でもここは別。

毎年、イヴにセント・ポール大聖堂で行われる御ミサに出席するため、
多くの人が寒空の下集まってくる。

一日を通して何回か行われていて、最後のミサは夜11時30分から。 終わると夜中。
それでも恐らく何千という人たちが、開始の時間まで聖堂をぐるっと取り囲んで並んでました。

司祭と聖歌隊の入場で始まったミサは、
途中、起立・着席を繰り返して 聖歌を合唱したり、説教を聞いたり。
答唱、平和の挨拶、聖体拝領・・
入り口で渡された典礼を手に、ミサの流れの細かいところは妻に教えてもらう。

白人に交じって、アジア系や移民と思しき人たちも多く参加してます。
神父の説教の中でアフガニスタン派兵に触れられていたのは、やはりお国柄、ご時勢なんでしょう。


キャンドルライト。 聖歌隊の澄んだ声。
オルガンにブラスも加わった重厚な音がドームに響いて、とても厳かな聖夜。

心も暖まった、と言いたいところだけど、現実は、超寒い。

Our Father, which art in heaven,
hallowed be thy name;
thy kingdom come;
thy will be done,
in earth as it is in heaven.




     
   

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