2010年12月21日火曜日

冬の計画

                                          BBC News

じゃ、よいお年を~

先週末、帰国するために少し早目の休みを取った社員を何人か送り出して、
ではウチもそろそろスコットランド一周の準備を、と思っていた矢先の大雪。

帰ったハズの社員たちは、今週もしっかり出社している。
・・ヒースロー閉鎖で、飛行機に乗れなかったのです。

彼ら彼女らが身をもって体験した週末のヒースローの惨状がいかに凄まじかったか、
帰れなかった恨みを込めて、口々に武勇伝を披露してます。

一応、そぉー、大変だったねぇーなどと同情しながら、
実のところ一番気になってるのは、わが家のスコットランド行きをどうするか、という問題。


スコットランドの自然は、アラスカにとてもよく似ています。

雄大だ。
地の果てです。
人を寄せ付けない、荒涼とした大地が、延々と続いている。
生まれたままの、地球の姿。

そんな極地の、厳冬の景色を、この眼で確かめてみたいと思いませんかっ!!
思いますよね、ねっ!!!

、、というコンセプトで始まった今回の旅の計画。

雪でズタズタになったロンドンの哀れな姿を見て、
ちょっと不安にはなった。
本当に車で最北まで行けるんだろうか。。

とは言っても何故かあまり根拠もなく楽観していて、
なんとかなるんでは、という気持ちもあり
車も宿も飛行機もキャンセルせず、せっせと荷造りを始めたりしていた。


でも。
今朝、決断した。

部屋の窓から向いの通りを何気なく見ていたら、
一台の車が駐車場から出ようと悪戦苦闘してたのです。

駐車場から、通りに出るだけ。
たったそれだけなのに、氷の上でタイヤは空回りを続け、
アクセルを踏み込む度に、意に反して車体はズルズルと横滑りしていく。
数センチ積もった雪を相手に、勝ち目のない戦いを挑んで、もがいている。
そんな風に見えた。


・・・・これは、ダメだ。
スコットランドの大自然を前に、人の力は、あまりに小さい。

悟りを開いたような気持ちになって、
なんだかとても晴れ晴れと、今回は行かない、という決断に至ったのです。


冬休み、どうしよう。。




    

2 件のコメント:

ぱてぃ さんのコメント...

英国は大変そうですよね。
日本では北海道が大変な寒波のようです。

正月は、コタツとみかんと熱燗と、(笑)


なにはともあれ、

メリークリスマス☆です。

素敵な聖夜を過ごしてくださいませ。。。

けねぴ さんのコメント...

>ぱてぃ、元気ですか

気になってたぞ。

クリスマスはとにかくニワトリ、七面鳥!
どのスーパーへ行っても既に売り切れ状態です。

正月はやっぱり日本的に過ごしたいものだ。