2009年12月10日木曜日

Simple as that


日本に住んでいた当時はそれ程感じなかったのだけれども、
東京の日々の生活は、とにかく慌ただしく目まぐるしく過ぎ去っていたような気がする。

翻ってこちらの生活。
仕事は多忙とは言っても、食べる、寝る、休みには公園を歩く、市場に出かける、本を読む、近くを走る・・・
生活の構成要素がとてもシンプルで、単純な繰り返し。


なんでこんなことを考えたかと言いますと、
昨日、知人の駐在員家族が石鹸とタオルを持って、わが家を訪ねて来たのです。
「お風呂を貸してほしい」と。
なんでも家のボイラーが壊れたそうで、4日間風呂に入れなかったらしい。

この時期、おそらくイギリス中の何十万という家で申し合わせたようにボイラーが壊れていると思われ、修理のエンジニアのアポを取るのさえ至難の技です(来ても多分直らない)。
うちのボイラーだってまたいつダメになるか分からない。
ここはお互いさま、気持よくうちのお風呂に入ってもらった。

お風呂のお礼に奥さんの手作り料理のおすそ分けをいただく。

日本でもおそらく昭和30年代頃までは当たり前のように展開されていたんでしょう。
生活のすごくベーシックな部分でのお付き合いって。

ある意味とってもプリミティブな日々を送ってるのです。



  

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