2010年4月24日土曜日

Crystal Palace

前から気になってたんです、この名前。
クリスタル・パレス。 水晶宮殿。

1851年の第一回万国博覧会で建設されたガラスと鉄骨の建造物らしい。
とっても大きいらしい。
万博が終わった後、ロンドンの南東部に移設されたらしい。
その場所はCrystal Palaceと地名を変えたらしい。

らしい、ばっかりの妻の断片知識だけを頼りに、行ってみることにした。
巨大なガラスの建造物を、是非見てみたい。

地図を広げると、クリスタル・パレスという名前があまり似合わないような(失礼)下町地域にあることが分かりました。
でもわが家からなんとか歩けそうな距離。

軽い気持ちで歩き始めたのですが、遠い。
なかなか着かない。
途中経過は省略しますが、ロンドンは意外に丘が多いのです。
四国の歩きお遍路さん泣かせの山道を 「遍路ころがし」 と言いますが、ちょっとそんな感じを思い出した。

・・・
早足で歩くこと3時間、ようや辿り着いた。
公園になってました。


公園の入り口近くにミュージアムがあったので、一応入ってみることに。
意外と寂しげな建物なのは何故だろう。。

万博の様子、建設の状況、女王も来た移設のセレモニー。
展示物を見ながら進んで、ふと壁を見ると、でっかい絵が掛けてあって、

"The Last Moments of Crystal Palace"

えーーっ!?
建物全体が炎に覆われたクリスタル・パレスの絵。
焼けたん、、ですか。

疲れがどっと出て外に出てみると、


確かにだだっ広い空き地。ここにあったんですね。

ロンドン市民も焼け落ちた衝撃が大きかったからか、建物の土台部分はほったらかしにされているようで、ローマ時代の遺跡みたいになってました。
でも焼けたのは2000年前ではなく、ほんの60年ほど前のことです。


空き地の隣には電波塔としてロンドン一の高さを誇るBBCの鉄塔があります。


なんとなく昭和っぽい雰囲気です。
どうか東京のスカイツリーと比べないでください。

なんだか寂しい気持ちと疲れを引きずって、帰りはバスにしました。




  
 
   

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